日本人の民泊利用が急増?民泊に変化の兆し

昨年頃からAirbnbの利用者数が増え始め、今年に入りその数は急拡大している。

2014年、いまから2年前からAirbnbに登録しているというスーパーホスト(SH)に、その当時と今の違いを質問した。

これまでの変化を踏まえ、今後、民泊、Airbnbがどのような変化をしていくのか、未来に向けた話まで聞くことができた。


 

ゲストの意識が変化、より高品質なサービスを求めるように

編集:Airbnbはいつ頃から始められているのでしょうか?また、始めてから今での変化についてお聞かせ願えますでしょうか。

SH:Airbnbに初めて登録したのは2014年の10月頃です。2年弱、ホストをさせて頂いています。始めたばかりの頃と比較すると、ホストの数が全く違うのが1つ。もう1つは、ゲストの目が肥えてきたように感じます。

編集:ホストの数は本当にここ1年で急激に伸びていますよね。当時はどれくらいだったんですか?

SH:全体でどれくらいというのは把握していないんですが、僕が出してるエリアでは本当に10件も無かったですね。それが、ふと気づくと30件、50件、100件と本当にあっという間に増えてて驚きました。やっぱりここまで増えると予約数や単価も昔と同じとはいかなくて、難しさは感じています。

編集:その頃と比較すると売上でいうとどれくらい違いますか?

SH:その当時は利用者も今ほど多くはなかったのですが、それでも今よりも2倍近くは売上があるときがほとんどでした。

編集:先ほどの目が肥えてきたというのは、何か売上にも影響ありますか?

SH:そうですね、ホストが増えた分、ゲストが選べる余裕ができたので、ホストはより頑張らないといけなくなったなと思います。レビューの評価も辛口になりましたね。それこそ、airbnbは安いコンドミニアムという認識が今では安くて当たり前、そこにホテル並みの接客とかを求めるゲストもいるので。

編集:具体的にはホテル並みというのはどの程度の要求なんでしょうか?

SH:タオルが小さいから大きいのを持ってきてくれ、部屋に蚊がいるから駆除してほしい、枕に髪の毛がついてるから掃除してほしいなど、今までには許容範囲だったものが許されなくなってます。

編集:その変化がネックになって、民泊を辞めようとか思わないんですか?

SH:今は無いですね。面倒だなと感じるところもあるんですが、ゲストと話したり、飲みに行ったりするのは楽しいし、収入としても大きいので辞めようとは思っていません。今は。売上が今よりもどんどん下がり続けるのなら話は違ってくるので、その時々の状況次第ですね。

 

日本人の利用者数が増加

編集:ほかに何か変わったと感じることはありますか?

SH:日本人が増えましたね。特にここ2か月はすごい増えました。昔は日本人からメッセージが来ると逆に戸惑うくらいだったのですが、3組に1組は日本人になったんじゃないかなと思います。

編集:Airbnb、民泊=訪日外国人ではなくなってきてるんですね。日本人だと何の用事で予約するんですか?

SH:品川や横浜はビジネスマンの利用が増えているっていう話も聞きます。僕のところも実際に、どこどこ商社の総務課の方から、社員の宿泊先として予約したいってAirbnbにメッセージが来たりもしました。あとは渋谷、新宿、江の島あたりは地方の若者が団体で予約してきたりするっていうのも聞いたことがあります。

 

日本人好みの民泊が来る?

編集:ゲストの属性が変わってきているとなると、ホストも何か対策が必要になりそうですね。何か既に考えられていることはありますか?

SH:日本人好みの部屋作りをしていく必要があるかなと思います。今までは外国人ゲストがメインだったので、畳の部屋は古くても価値を感じてもらえてました。でも、日本人は古い部屋よりも築浅のきれいな部屋の方が好きじゃないですか。僕個人もそうですし。日本人も予約してくれて、今までのお客さんである外国人も予約したくなる、両面の部屋作りをしていきたいなと思います。

編集:戦略的な部分までお話しいただいてありがとうございます!これまでは築古でも民泊なら再生できる、みたいなところが今後は変わってくるかもしれないということですね。

 

今日の学び:
・ゲストの要求が高くなっているため、臨機応変な対応が必要
・日本人の利用率が急増、3組に1組という例あり
・日本人好みの部屋作りで外国人と両面で予約を獲得する