「もはやライバルはホストではなく、ホテル」スーパーホストが語る民泊の売上アップ戦術

10月25日、share,be(クルトン社)が主催する民泊初心者向けのセミナーがホテル予約サイトを運営するアゴダ社との協賛で開催された。(次回は、11月15日火曜に開催予定)

LinCreate社代表取締役 真鍋佳二朗氏 2015年より民泊運用を開始し、半年でスーパーホストの認定を受け、独自のAirbnb戦略を構築。2016年から民泊運用代行事業を開始し、数多くのスーパーホストを輩出。

その1つのパートを担うスーパーホストのリンクリエイト社・真鍋氏は、Airbnbでスーパーホストに認定され、現在は他ホストが保有する物件の民泊運営代行などの事業を展開し、請け負ったホストから数多くのスーパーホストを輩出している「Airbnb運用のプロ」だ。

ここ1年はAirbnbに登録するホストが急激に増え、新宿、渋谷、池袋だけでなく各地でホスト同士の競争、ゲストの奪い合いが激しくなっている。その中で彼が代行するホストはなぜスーパーホストという地位を得ることができるのか?スーパーホストの認定を受けるためには、ゲストからの満足度が高く、多くのゲストから予約が獲得できていなければならない。その条件を満たすことは非常に難しく、仮に認定された後でも3ヶ月ごとの査定でスーパーホストの地位を剥奪されることもあるのだ。彼はどのような戦術をもってスーパーホストという称号を得ているのか、セミナーで講義された話の中から一部を紹介する。

※参考記事:「Airbnbのスーパーホストとは?意味とその条件を知る」

リスティングの写真枚数はできれば50〜60枚程度は用意する

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「リスティングの写真は最低30枚以上、できれば50枚とか60枚程度は用意するようにしています。写真を多くすることはSEOにも影響すると言われていて、売上が高いリスティングのほとんどが60枚近くの写真を掲載しているんです。SEO対策に加えて、ゲストが写真だけでほとんどの情報を得ることができるので、予約率の向上にもつながり、予約リクエストのやり取りが減るため運用効率を上げることにもつながります。」

※SEO=Search Engine Optimization。検索エンジン最適化の意。ここではAirbnbでリスティングが上位掲載されるための施策を指す。

独自のオリジナルウェブページを作り、AirbnbのPVを上げる

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「Airbnbで表示順位を上げるためにはリスティングのPV(ページビュー)を上げる必要があるんですが、Airbnbの中で対策するのは当然なのですが、僕たちはAirbnbのページとは別に部屋に関するウェブページを作成し、リスティングへのリンクを貼り、外からPV数が集まるようにしています。オリジナルのページの中にハウスマニュアルやアクセスマップ、機器の利用マニュアルなど細かな説明資料を全てPDFでダウンロードできるようにしています。そのページのURLを一度送るだけで、その後のコミュニケーションが円滑になり、運用効率が上がりますし、ゲストにとっても一箇所に集約されているので利便性が高まります。後は、宿泊中の満足度を高くできれば、そのゲストがURLを知人に拡散してくれたりもして、口コミでのゲスト獲得もできるようになります。」

ライバルはホストだけじゃない、ホテルをベンチマーク

「周辺ホテルの宿泊料金は必ずチェックするようにしています。ホテル相場よりも20%近く安くして、価格に反映しています。ホテルと同じだったらホテルに行くと思っていて、ホテルよりも安くすることは必ず必要だなと思います。」

お部屋で個展できますよ、と打ち出すと付加価値が付き売上アップ

「請け負っているホストさんの部屋の1つで、すごく高級感がある広いお部屋がありまして、そこではAirbnbのリスティングに”個展やセミナーにも利用できますよ”と書いているんですが、それを目当てに予約が入ることがあります。その時は3時間、個展として貸し出して、利用料は3万円。そのまま宿泊して頂いて、さらに追加で宿泊料金1万円。1日で4万円という1名で非常に高い売り上げになりました。そのお部屋では、プロジェクターも置いてあり、日本の人気映画やアニメを映写した画像もリスティングに掲載しています。その画像は代行を請け負う前は掲載していなかったのですが、掲載するようになってからは家族客なども取り込めるようになり、効果は高かったですね。」

最後に

「泊まりに来るゲストがどれだけ安心して泊まる事ができるか、どれだけストレスなく滞在できるよう僕たちがサポートしてあげられるかを最も大事にしています。結果的にそれが、レビュー評価を高め、売上の向上につながると思います。」