要注意!民泊代行会社を選ぶときのポイント

政府が民泊の規制緩和に着手したと報道されて以降、それまで個人の副業として利用されていた民泊が、ビジネス、事業として注目されるようになり、日々民泊関連事業者、サービスが誕生し、民泊市場は盛り上げりを見せている。

民泊業界で展開されるサービスは、清掃、Wi-Fi、フロント代行、データ分析、管理システム、IoTまで多岐に渡る。多くの民泊ホストが利用するサービスが、運営代行だ。

運営代行は、Airbnbなどの民泊予約サイトのページ登録、受付・問い合わせ対応、清掃まで一貫して請け負うサービスとなっており、複数の物件を保有するオーナー、メイン事業で対応する時間がないオーナーにとっては非常に利用価値の高いものなのだ。

ただし、民泊代行会社には良し悪しがあり、外れを引いたホストから相談を受けることが多い。契約をする前にチェックをしておくべきことをまとめるので、参考にしてもらいたい。

 

① 契約期間

契約期間の縛り有無
契約期間を2年や3年の長期で縛る会社には注意が必要だろう。
契約期間の縛りは代行会社サイドの利益を確保するためとする意図が強く、クライアントとなるホストにとっては何もメリットは無い。
ただし、登録作業や内装手配を毎月の対価に含む料金体系もあるので、その場合は縛りがあって相応だと思われる。サービスの内容を踏まえつつ、できる限り縛りを無くす、あるいは短くする方向で交渉することが望ましい。

解約時の違約金有無や、何か月前までに解約を通知する必要があるのかも確認しておきたい。

② アカウントのログイン可否

代行会社は下記の理由でクライアント(ホスト)のログインを許可しないところがある
・ホストがゲスト対応してしまうと、時間と工数がかかるため
・同時にログインすると、Airbnbでバグが発生する

ホストがログインできない場合、下記の状況を把握できない
・代行会社がどのゲストにも同じテンプレートを使いまわし、ゲストからのレビューが下がる
・代行会社の対応が遅く、予約の獲得機会を失っている

最悪のケースでは、失礼な発言を色んなゲストに連発し、解約してログインした時にはレビュー評価が最低な状態になってしまい、そのアカウントが使い物にならなくなったという例があります。

ログインを不可とする代行会社が全て危険というわけではありません。上記のような懸念を持っていることを代行会社の営業担当に伝え、その回答や姿勢次第で検討すると良いだろう。

 

③ 契約ホスト数と対応スタッフ数のバランス

代行会社は預かったホストアカウントへ予約獲得するために、Airbnbに加え、agoda、HomeAway、自在客など様々な民泊予約サイトを利用する。それぞれのサイトにゲストから散り散りに予約リクエスト、問合せが集まってくる。導入しているシステムやオペレーション体制にもよるが、1名で50件以上のアカウントを運用している会社には、どのように運用体制を敷いているのかを確認してもよいだろう。

 

④ 料金体系

代行会社のほとんどが、「(月間宿泊料金)×(20%~30%)」をサービスの対価としている。
注意が必要な会社は、毎月固定の月額制としているところだ。その料金体系を敷いていると、どこにどれだけ工数や費用を投下してもリターンが同じであるため、売上結果にコミットをしなくなる。
顧客であるホストの売上を上げることと、代行会社へのサービス対価が比例し、双方にとってwin-winの関係でなければビジネスとして理解できない構図となる。毎月固定制は避けてもよいのではないだろうか。

 

以上、代行を依頼する際はこれら4つの点は最低限注意し、事業者の選別を行うと良いだろう。