西武HDが低価格ホテルを19年目処に展開、民泊はさらに競争激化の様相

日本経済新聞によると、西武ホールディングスがホテル事業で新たなブランドを展開するという。新ブランドは今後10年のうちに、首都圏や新幹線の停車駅、空港周辺の都市などを候補地として、約100カ所の開業を目指す。同社は「プリンスホテル」など既存の3つに次ぐ4番目のブランドとして立ち上げられ、客室単価をこれまで(「プリンスホテル」ブランドの施設は1万3,000円前後)とは異なる1万円前後と値ごろ感のある価格帯で設定することにより、中間所得層など新たな顧客を開拓する。その他、AI(人工知能)を活用し、顧客データに基づき個々のニーズに合わせた宿泊プランを提案するなどの最新技術も採り入れ、さらなるサービスレベルの向上を図る。

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民泊の宿泊単価相場は9,803円、ホテルの低単価化により民泊市場の競争激化

民泊物件収益データサイト「AirLABO」によると、Airbnbに掲載される東京都内の民泊物件における1日あたりの平均宿泊料金は9,803円とされ、料金だけで見れば、西武HDの新ブランドとほぼ同水準となり、民泊市場のさらなる競争環境激化が予測される。民泊が伸びているとはいえ、やはりフロントスタッフが常駐していない不便さや、施設運営者による接客レベルの不安定さがあるため、依然として訪日旅行者が「ホテル」を希望する声は根強く、ホテルの価格高騰により仕方なく民泊を選択したというケースが多いと考えられる。これからはホテルではなく民泊を利用する意味・魅力を価格以外の面で提供することが求められるのではないだろうか。

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参照:「西武が低価格ホテル、19年度メド開業 客室単価1万円