民泊清掃のパイオニア・エアーズロック代表 高梨氏が語る、清掃業者を見極めるコツ

民泊清掃は、ゲストが宿泊した時の満足度に大きな影響を与えるため、民泊を成功させるためには最も重要だと言われる事が多い。しかし清掃作業は週に12回発生し、1回あたり2時間~3時間かかるため、ホストにとっては大きな重荷となる。そのため、多くのホストがこの清掃作業を外部事業者へ委託する。

しかし、検討には注意が必要だ。

清掃を委託するホストは、自身の住まいとは遠い場所にリスティング(物件)を持っているケースが多く、清掃の現場を確認することが難しい場合が多い。事業者の中には、契約前の話とは異なり、著しく低い品質でサービスが提供されている事がしばしば起きている。

そのような事業者に委託をしてしまい、ゲストから低いレビューをつけられ、予約が入らなくなり、結果撤退を余儀なくされるというホストも存在する。

このような被害を避けるためには、どのような対策を取れば良いのだろうか。

AirbnbホストのSNSコミュニティで高い評価をつけられることが多い「air’s ROCK♪」の代表取締役・高梨一樹氏に取材の機会を頂き、民泊清掃のプロが業者を選定する立場となった時、どこを見て事業者を選定するのかを聞いてみた。
air’s ROCK♪」は2014年からサービス提供を開始、日本で民泊清掃を始めた先駆け的存在だ。

・・・・・

. サービス紹介のWEBサイトを確認する

まずは、その事業者の清掃サービスを紹介するWEBサイトを見てほしい

そのサイトの文言、ストーリーの流れがおかしくないかを確認してみて、辻褄が合わない継接ぎの内容になっているものがあれば、選択肢から外す事を検討しても良いかもしれない

民泊清掃の事業を容易に捉え、お試し感覚で参入する新規事業者が多く、それらの事業者はサービス紹介のページを複数の他社サイトからコピーし、それを繋ぎ合わせて作成している所がいるのだという。

そういった業者は清掃サービスを本業としていない可能性があり、かつ十分な体制が設けられていないため、サービスの品質が落ちる事も考えられるので注意したい。

・・・・・・・

2. 清掃への姿勢を見る

WEBサイトで複数の候補が挙げられたら、一度試しに清掃を依頼してほしい。

そこで清掃時に下記を確認すると清掃に対する姿勢が見られる。

・掃除機の中に溜まっているゴミの量

清掃する道具が汚れている、もしくは万全な用意ができていないものではパフォーマンスが低下してしまう可能性がある。清掃道具の用意がきちんと整えられているかを確認する意図だ。

・シンクの排水溝を洗っているか

目には見えない部分にも、どこまでこだわって作業ができているかを確認する。シンクの排水溝は目には見えないが、黒ずみを放っておくと悪臭の原因となり、ゲストのレビュー評価に悪影響を与える危険性がある。

・・・・・

3.清掃の品質をチェックする体制があるかどうかを確認する

清掃作業スタッフをアルバイト採用している事業者がほとんどであり、仕事の精度はスキルや人柄、組織風土により左右される。多くのスタッフは、清掃の品質を高める事は考えず、最低限のレベルで済まそうとするため、品質を維持するために、どのような管理をしているのかを確認する必要がある。

air’s ROCK ♪では、スタッフの清掃作業完了後に管理職が必ずチェックに入り、清掃の品質を高めるよう体制を設けている。この体制を導入したことでコストが増大してしまったものの、契約ホストの満足度が向上しているのだという。

・・・・・・・

清掃業者各社は、安さ、柔軟性、付帯サービスなどそれぞれが異なるセールスポイントを持っている。安易に価格の安さに引っ張られることなく、事業者の選定には注意が必要だ。民泊運営において、清掃は非常に重要なパートだ、どこであれば信頼できるパートナーとなり得るのか、じっくり検討し見極めてほしい。

取材協力:民泊清掃サービス「air’s ROCK♪」代表取締役 高梨一樹氏
関連URLhttp://airs-rock.com/
紹介記事:https://share-be.com/management/201608271538/