外国人延べ宿泊者数に関する最新データ公開、宿泊者数が遂に前年同月比マイナスに

観光庁より平成287月の宿泊旅行統計調査結果が発表された。

現在、民泊利用者の大半が海外からの旅行者となり、こういった調査結果は今後の戦略を考える上で非常に重要な情報となる。自身が運営するエリアにどういった影響が考えれるのか、元データも参考にし、考えて欲しい。

外国人延べ宿泊者数は前年同月比-1.8%と減少

今年7月の延べ宿泊者数は4,461万泊とわずかに減少し、8月は前年同月比でも-1.0%という結果になった。

日本人延べ宿泊者数が減少する一方で、7月の外国人延べ宿泊者数については前年同月比+8.9%となり、3年半近くプラスを続けている。しかし、8月は一転、前年同月比-1.8%と割り込んだ。

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日本一ホテルが予約できない都市、大阪

今年7月において客室稼働率が80%を超えた都道府県は、

シティホテル11箇所(前年同月比 -5箇所)、
ビジネスホテル6箇所(前年同月比 -4箇所)、
リゾートホテル4箇所(前年同月比 -1箇所)となった。

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しかし、かねてより高い稼働率が続いている大阪は、
リゾートホテル91.1% 、シティホテル89.5% 、ビジネスホテル88.4%、全国で最も高稼働となった。
客室稼働率が85%を超えると、週に3日程度が満室になると言われる。それを考えると、大阪で宿泊先を探す際は、Airbnbを見る方が効率的なのかもしれない。

タイ、シンガポール、マレーシアから北海道へ多くの旅行者

国籍(出身地)別、都道府県別外国人延べ宿泊者数構成比(上位5都道府県)が同時に発表され、その中に面白い結果が見られた。

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各国で最も多くの割合を占める都市が東京なのだが、一部の国では北海道が圧倒的な割合を占めている。それはタイ、シンガポール、マレーシアだ。他には、近隣アジア圏の中国、韓国、台湾から大阪という数が多く、欧米圏では京都の割合が多い特徴があった。

欧米系の旅行者は、訪日の理由として「日本の伝統文化を体験したい」とする回答比率が他に比べ高いことが、ここに表れているのかもしれない。