コンセプト、アートによる差別化、民泊・ホテルの収益改善に効果大!

 

住宅宿泊事業法案による「180日規制」により、年間の営業日数が制限されることが見込まれる。そのため、民泊事業を営む ホスト は1人1泊あたりの宿泊料金単価をいかに引き上げるかが収益性を高める大きな鍵となった。高級な設備をそろえ、24時間の問い合わせに対しすぐさまスタッフが駆けつけられるようにすれば、宿泊料金単価を引き上げることはできるだろう。しかし、これを実現するには大きな初期投資と運用コストが発生し、収益視点では上策とは言い難いものだ。

そんな中、設備やスタッフの強化に頼らず、アイデアにより他施設と差別化を図る会社が見られるようになった。それは、痛部屋と呼ばれる部屋を取り入れることで大きな反響を呼んでいる株式会社SO-ZOと、現代アートと民泊施設を融合させ、新しい付加価値を生み出そうとする株式会社ベストウェイだ。

 

「民泊」×「痛部屋」

痛部屋(いたべや)とはweiblio辞書では下記の通りに定義される。

主に「萌え」系のキャラクターグッズで埋め尽くされたような部屋を意味する語。一般的なイメージの痛部屋にある代表的なものとして、美少女をモチーフにしたフィギュア、タペストリー、抱き枕などを挙げることができる。

この痛部屋を活用し、民泊・宿泊事業領域において驚くべき成果をあげている会社がある。それが株式会社SO-ZOhttp://so-zo.co/)だ。

2016年6月から9月までの3ヶ月間にわたって、東京池袋のサンシャインプリンスホテルで「おそ松さん」とコラボしたコンセプトルームを同社が手掛けた。オリジナルグッズ付きの宿泊プランが用意され、「おそ松さん」登場キャラクターがデザインされたオリジナルグッズがプランによりそれぞれ提供された。

この「おそ松さん in サンシャインシティプリンスホテル」は、販売開始から瞬く間に売り切れとなったため、当初の9月3日までとされていた販売期間が10月2日まで延長され、大きな反響を呼ぶ結果となった。

 

「特区民泊施設」×「現代アート」

収益用賃貸マンションを開発する株式会社ベストウェイは、特区民泊 施設に現代アートを施した『URBANAGE大森山王』を販売するという。東京都大田区の民泊条例に適応した民泊施設で、ワンルームマンションとしても運営ができ、5階建てRC造で全17室。5月末に完成予定で、販売価格は58800万円。

一般的に不動産は年を経るごとに資産価値が落ちてしまうが、作家の知名度によっては経年しても価値が上がるアート作品を融合することで、収益不動産の価値を高め、投資のリスク分散につなげることが狙いだとしている。

 

参照:「友達を誘って、おそ松さんの「家」に泊まりに行こう!

参照:「民泊施設に壁面アート