千葉市が特区民泊条例案を可決、11月7日(火)に事業者説明会を開催

 

今年9月、千葉市では市議会において特区民泊の条例案が可決され、11月7日(火)に民泊事業を考える事業者や個人を対象とした説明会を開催する。

千葉市が特区民泊を導入することにより、内陸部の「緑」「里」「農」 をキーワードとする農業体験や観光資源を活用した滞在型余暇活動の提供を促し、観光振興の推進を目指す。

説明会概要

【日時】11月7日(火)14:00~16:00
【場所】千葉市役所8階 正庁
【対象】住宅などでの宿泊事業をお考えの事業者または個人
【定員】当日先着200名
【内容】事業開始までの手続き、設備要件など特区民泊に関する疑問にお答えします。

 

千葉市における特区民泊

使用期間

  (2)3日から(9)10日までの範囲内において、自治体の条例で定める期間以上

施設基準

・一居室の床面積:原則25平方メートル以上(自治体の判断で変更可能)
・適当な換気、採光、照明、防湿、排水、暖房及び冷房の設備を有すること
・台所、浴室、便所及び洗面設備を有すること など

近隣住民との調整や滞在者名簿の備付け等

・滞在者名簿が施設等に備えられ、これに滞在者の氏名、住所、職業その他の厚生労働省令で定める事項が記載されること
・施設の周辺地域の住民に対し、当該施設が国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業の用に供されるものであることについて、適切な説明が行われていること
・施設の周辺地域の住民からの苦情及び問合せについて、適切かつ迅速に処理が行われること

 

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「千葉市が目指す特区民泊の形とは」千葉市役所 秋庭氏・桜井氏・高本氏

6月27日、千葉市が特区民泊の導入に向けて動き出したというニュースが各メディアで取り上げられ注目を集めた。既に、特区民泊については東京都大田区や大阪府大阪市などで導入され、個人だけでなく企業が特区民泊に取り組む例も見られる。

今回、千葉市役所にご協力頂き、国家戦略特区推進課・観光プロモーション課・生活衛生課、それぞれの課長に取材をさせて頂いた。特区民泊を導入するに至った経緯や狙い、どういった利用者を想定しているのかなどについて話を伺った。

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特区民泊を活用し、観光資源をプロモーション

特区民泊に取り組むに至った経緯や狙いについてお聞かせください。

国家戦略特区推進課 課長 秋庭慎輔氏

まずは千葉市として特区民泊に取り組む目的をお話しさせて頂ければと思います。千葉市について、みなさん都市部という印象をお持ちかもしれませんが、実際は我々が良く千葉市の魅力として表現している言葉が「そこそこ都会で、そこそこ田舎」です。千葉市全体で市街化調整区域が広く占めておりまして、なかでも若葉区・緑区は市街化されていない区域が非常に大きく、農や緑といった様々な資源を有しています。

我々としては、オリンピック・パラリンピックの時の宿泊施設不足については課題として認識しているのですが、それについては住宅宿泊事業法に基づく宿泊事業の活用も検討していく必要があると思っています。一方で、特区であるからこそできることは何だと考え、特区民泊を活用し、本市内陸部の「緑」・「里」・「農」をキーワードとした農業体験や観光資源を活用した戦略的なプロモーションを進められないかという考えに至りました。

加曽利貝塚が特別史跡に指定されることが決まり、イチゴ狩りなどの観光農園や大規模なアスレチック施設の設置を予定している泉自然公園、観光・体験・アクティビティを楽しむことができるスポットを豊富に有しています。

しかし、今までは遊んだその日に帰る、日帰りがほとんどでした。そこに特区民泊を活用することで、今までは「点」だったスポットをつなげて「面」にしていきたいと考えています。これまで宿泊施設が無かった内陸部に宿泊することで、特区民泊施設を起点に1つのスポットを楽しむだけではなく、複数の観光・体験・アクティビティを堪能してもらえれば良いなと思います。

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この取り組みはいつから始められたのですか?

昨年から検討は進めており、具体的に形になりだしたのは今年に入ってからです。最初は、この特区民泊を、どこで、何を目的に実施するのかという点について議論を重ね、その中で「グリーン」というキーワードが出てきました。千葉市のグリーンエリアの観光振興を推進する1つのツールとして特区民泊を活用できるという方向性が見えてから、一気に動き出したという感じで、体系化できたのは今年の4月頃です。